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南雲忠一中将を再評価するスレ(波)

1 :GF長官:2008/09/29(月) 21:36:08 ID:???
南雲長官はもっと評価されるべき(4代目)

(初代)南雲忠一中将を再評価するスレ(改)
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1210507385/
(2代)南雲忠一中将を再評価するスレ(伊)
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1215089973/
(3代)南雲忠一中将を再評価するスレ(呂)
http://hobby11.2ch.net/test/read.cgi/army/1218288706/


2 :部品鳥スーパー改 ◆Izm0rwxujE :2008/09/29(月) 21:36:27 ID:???


3 :GF長官:2008/09/29(月) 21:45:27 ID:???
初めての方へ

ここは、「俺がミッドウェー海戦を指揮していれば・・・」と妄想するスレです。

本編(発言者:GF長官)の構成は、
(改)スレの>>1〜   真珠湾攻撃編
       >>478〜  インド洋作戦編
(伊)スレの>>109〜  コロンボ攻撃の章
       >>497〜  兵装転換の章
(呂)スレの>>90〜  仮想戦記の章
       >>528〜  ツリンコマリ攻撃の章
       >>780〜  艦隊防空の章

本編以外の話題は各個進行。
なお本編は一日一発言が基本です。

擁護派も非難派も、ごゆっくりどうぞ。


4 :GF長官:2008/09/29(月) 21:47:41 ID:???
[ミッドウェー作戦の作戦目的]
「機密聨合艦隊命令作第一二号」の作戦要領

「機動部隊ヲ以ツテ上陸前ミッドウェー島ヲ空襲、兵力ト防禦施設ヲ壊滅サセ
攻略部隊ヲ以テ一挙ニ攻略スルトトモニ、出撃シ来ル敵艦隊ヲ捕捉撃滅スル」

第一機動部隊の任務は、「ミッドウェー島航空兵力の無力化」と「米空母部隊の捕捉撃滅」です。


5 :GF長官:2008/09/29(月) 21:49:15 ID:???
[ミッドウェー作戦の作戦日程]

6月4日(N−3日)第二機動部隊、ダッチハーバー空襲
            ミッドウェー島攻略部隊、敵哨戒圏(600浬)内に突入
6月5日(N−2日)第一機動部隊、ミッドウェー島空襲
6月6日(N−1日)第一機動部隊、情勢に変化なければ敵艦隊出撃に備えつつ、
            ミッドウェー島攻撃を続行
6月7日(N日)   ミッドウェー島攻略部隊上陸
            第一機動部隊、上陸支援


6 :GF長官:2008/09/29(月) 21:53:07 ID:???
[ミッドウェー海戦戦闘経過(6月5日三空母被弾まで)日本時間]

0130 第一次攻撃隊発艦(指揮:友永大尉)零戦36・艦爆36・艦攻36(計108機)
     上空警戒機・索敵機も発進(利根四号機は遅延し、0200発進)
0220「情勢ニ変化ナケレバ第二次攻撃隊ヲ『ミッドウェー』ニ指向スル予定」
     (南雲長官、第二次攻撃隊のミッドウェー再空襲を予令)
0334 第一次攻撃隊、ミッドウェー島攻撃開始
0400 「第二次攻撃ノ要アリ」(友永隊長、再攻撃要請)
0405 ミッドウェー島基地からの敵機第一波来襲(TBF6機・B−26 4機)
    (0415に終了)
0415「本日航空機ニヨル攻撃ヲ実施スルタメ第二次攻撃ヲ準備セヨ、兵装ハ爆装ニ転換」
    (南雲長官・雷装から爆装への兵装転換を下令)
0440「敵ラシキモノ一○隻見ユ」(利根四号機から0428時の報告・敵艦隊発見)
0445「敵艦隊攻撃準備 雷撃機雷装ソノママ」 (南雲長官・兵装転換中止を命令)
0453 ミッドウェー基地からの敵機第二波来襲
    (SBD16機・B−17 15機・SB2U11機)0540に終了
0509「敵ノ兵力ハ巡洋艦五隻・駆逐艦五隻ナリ」(利根機・続報)
0510 第一次攻撃隊帰投開始(対空戦闘中のため上空待機)
0520「敵ハソノ後方ニ空母ラシキモノ一隻ヲ伴ウ」(利根機・空母発見)


7 :GF長官:2008/09/29(月) 21:53:20 ID:???
0530 南雲長官、再兵装転換を下令(爆装から雷装に戻す)
    「直チニ発進ノ要アリト認ム」(山口少将・即時発進の意見具申)
0537 第一次攻撃隊収容開始(0617終了)
0555「収容終ワラバ一旦北ニ向ヒ、敵機動部隊ヲ捕捉撃滅セントス」
    (南雲長官、第二次攻撃隊をもって敵空母を攻撃することを明示)
0618 敵空母から敵機来襲(ホーネット第8雷撃中隊 TBD15機)0637終了
0640 同(エンタープライズ第6雷撃中隊 TBD14機)0700終了
0713 同(ヨークタウン第3雷撃中隊 TBD12機)
0722 同(エンタープライズ第6爆撃中隊 SBD31機)
0723 加賀被弾
0724 赤城被弾
0725 同(ヨークタウン第3爆撃中隊 SBD15機)
     蒼龍被弾


8 :GF長官:2008/09/29(月) 21:56:45 ID:???
Q1.0415時、南雲長官が兵装転換を命じたのは何故か(その1)
A1.0400時、友永大尉より「第二次攻撃ノ要アリ」と要請があった。
   第一次攻撃隊長が「効果不十分」と判断したのだから、再攻撃が必要なのは
   当然である。

Q2.0415時、南雲長官が兵装転換を命じたのは何故か(その2)
A2.0405時から、南雲機動部隊はミッドウェー基地航空隊の攻撃を受けている。
   同島航空兵力は未だ健在であり、速やかにこれを壊滅させなければならない。

Q3.0415時、南雲長官が兵装転換を命じたのは何故か(その3)
A3.味方攻略部隊は、すでに前日からミッドウェー島の敵哨戒圏(600浬)内を進撃中である。
   輸送船団に損害が生じては作戦全体に大きな支障をきたす。敵基地制圧が急務である。

Q4.0415時、南雲長官が兵装転換を命じたのは何故か(その4)
A4.0130から発進した索敵機(巡航速度120節・進出距離300浬)は、2時間半あれば
   索敵線先端に到達する(最も遅い利根四号機でも0430頃)
   0415の時点で報告がないということは、南雲機動部隊の半径300浬内に敵艦隊は
   存在しない可能性が高い。よって、ミッドウェー島再空襲を優先すべきである。


9 :GF長官:2008/09/29(月) 21:58:43 ID:???
Q5.0530時、南雲長官が山口少将の意見具申を採用しなかったのは何故か(その1)
A5.0530頃B−17が二航戦を撮影した写真がある。それによれば甲板上には1機も
   飛行機は並んでいない。この状態から発艦準備を完了させるには40分は必要。
   現実的に即時発進は不可能である。
 (註)写真については、『歴史群像ミッドウェー』(学研)p136 
    『写真太平洋戦争第3巻』(光人社NF文庫)p190を参照のこと。

Q6.0530時、南雲長官が山口少将の意見具申を採用しなかったのは何故か(その2)
A6.第二次攻撃隊の制空隊(零戦)のほとんどは、母艦直衛に上がって対空戦闘中である。
   護衛なしの艦爆隊で敵空母を攻撃しても、戦果は期待できない。


10 :GF長官:2008/09/29(月) 22:00:44 ID:???
Q7.第一次攻撃隊収容より、第二次攻撃隊発進を優先させるべきだったのでは(その1)
A7.第一次攻撃隊は0500過ぎから帰投を始めていたが、母艦が対空戦闘中であったため、
   上空待機を強いられていた。速やかに収容しなければ、燃料切れで不時着する機体が
   生じる恐れがあった。

Q8.第一次攻撃隊収容より、第二次攻撃隊発進を優先させるべきだったのでは(その2)
A8.第一機動部隊の任務は「ミッドウェー島航空兵力の無力化」である。
   この後のミッドウェー島再空襲、及び攻略部隊の上陸支援のためにも、母艦兵力を
   減少させるわけにはいかない。

Q9.第一次攻撃隊収容より、第二次攻撃隊発進を優先させるべきだったのでは(その3)
A9.第一機動部隊の任務は「米空母部隊の捕捉撃滅」である。
   0530時点で、発見した敵空母は一隻のみ。新たな空母が別の場所で発見された場合、
   第三次攻撃隊を編成する上でも、母艦兵力を少しでも確保しておきたい。


11 :GF長官:2008/09/29(月) 22:04:03 ID:???
Q10.南雲長官は米空母が付近に居る可能性を考えていなかったのか。油断し過ぎではないか。
A10.考えてはいたが、A3の理由から、敵空母所在の「確証」がない限り動けない事情があった。
    敵空母所在の「兆候」のみでは、ミッドウェー島再空襲の方を優先したいという考えだった。

「このとき南雲長官は大した逡巡もなく(ミッドウェー島再空襲の)決断を下している。
が、ここで読者諸氏は疑問を浮かべられるであろう。米空母部隊の所在に、ここまできても気を
遣わなかったのかという当然の疑問である。

敵機動部隊に対する配慮は、当たり前のことながらあった。ただ何度も書くように『味方の輸送船団
は休むことなく前進を続け、ミッドウェー島に近づいているであろう』という焦慮が、絶えず南雲長官
以下各幕僚の頭から離れず、思考の弾力を奪っていた。
草鹿参謀長の言う『二兎を追うわずらわしさ』である。

もし、それなりの処置をとって敵空母部隊に出合えばよい。が、遭遇することなく無駄な時間と兵力を費やし、
空からの援護なしに味方輸送船団を裸でミッドウェー島に近づけ、作戦を根底から崩してしまうようなことが
あってはならない。

そういう思いが片時も離れない。責任の重圧から来るその感情は、恐怖にさえ似ていた」
                                       (『ミッドウェー戦記』亀井宏/著)


12 :GF長官:2008/09/29(月) 22:07:13 ID:???
Q11.山本GF長官は敵空母撃滅優先を指示していたはずだが、南雲長官に伝わってなかったのか。
A11.南雲長官は、GFの作戦方針を正しく理解していたと思われる。
    現に、0520の敵空母発見の報告を受けて、直ちに0530雷装復旧を下令し、0555には
    「敵機動部隊ヲ捕捉撃滅セントス」と敵空母撃滅を優先すると明示している。

Q12.『戦史叢書』では、0428発信の利根機敵艦隊発見電を0500受信となっているが、
    戦闘経過では、0440としているのは何故か。
A12.0445の換装中止命令と矛盾するから。
    0500受信の場合、情勢に何の変化もないのに、いきなり換装中止命令を出したこと
    になる。兵装転換の中止を命ずる限りは、その前に何らかの敵情の変化が入ったはず。
    0445の発令自体が虚偽とする説もあるが、米側が傍受した記録が残されている。
                                       (『歴史群像ミッドウェー』より)


Q13.『戦史叢書』では、雷装復旧は0445となっているが、0530としているのは何故か。
A13.A10で示した通り、南雲長官が「敵ラシキモノ」という曖昧な情報で、ミッドウェー島
    再空襲を後回しにするとは思えない。0520の敵空母発見情報こそが、南雲長官に
   「敵空母撃滅」を決断させたと考えるから。


13 :GF長官:2008/09/29(月) 22:09:38 ID:???
引き続き、宜しくお願いします。

前スレに書き込めなくなっていた(容量超過?)ので、急遽新スレを立てました。
テンプレは、マリアナスレ他を参考にしました。
とりあえず暫定なので、検討を加えながら修正していきたいと考えています。


14 :GF長官:2008/09/29(月) 22:10:56 ID:???
前スレの>>931 同意。本職のベルトのバックルはJPSです。
黄色はなかなか使い方が難しいですよねぇ。

前スレの>>932 有難うございます。
>基地航空隊の場合常用機とその搭乗員の他に専用機を持たない予備搭乗員がいた
これは知りませんでした。「予備搭乗員」なんて居たのか・・・
>上がる前に全機分担を決めてるならともかく見つけ次第迎撃に行く感じになる
そうですよねぇ。ミッドウェーもそんな感じでしたし。

前スレの>>933 良い案だと思います。やはり戦闘空域全体を見渡せる位置から指示を
出す機体が必要ですね。

前スレの>>934 全くです。この上空警戒機の任務については、公刊戦史等に記載されて
いるわけもなく、戦記等にたよるしかないので、詳細は疑問。

前スレの>>936 賛成。一冊全部読むのは、かなりの時間と根気が必要なので。

前スレの>>937 本職もそうだったりして。
>「太平洋海戦史」は附表しか活用しないな。
軍板の初心者スレに紹介されていたので、図書館で借りて読みましたが、
附表だけコピーして手元に残しています。


15 :GF長官:2008/09/29(月) 22:11:48 ID:???
前スレの>>938 このあたりが戦記の微妙なところかもしれません。
>燃料30分で補給拒否だといざ敵発見して全力で迎撃したら燃料切れてかえって撃ち漏らしそうな予感。
雰囲気を味わうくらいで、とどめておいた方がいいのかな。

前スレの>>940 そこは、藤田中尉に花を持たせてやって下さい・・・
>急に艦尾が上がってきたり横滑りして落ちたりするみたいだね。
これは、>>873で紹介した原田要氏のインタビューの中でも出てきましたね。

前スレの>>941 そ、それは、>>795の(D)で取り上げる予定なので保留・・・

前スレの>>944 情報感謝します。
>我々は日本の機動部隊と戦える事が解った(自信がついた)
これは大きい。珊瑚海が互角だったとしても、まともに勝った経験がない
わけですし。これで国内世論も落ち着くというものでしょう。


16 :GF長官:2008/09/29(月) 22:22:38 ID:???
>1 訂正

(3代)南雲忠一中将を再評価するスレ(呂)
http://gimpo.2ch.net/test/read.cgi/army/1218288706/


17 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 01:05:26 ID:???
>>6
次スレやけに早いなと思ったら容量オ―バ―か。
0220敵情特に変化なければ第二次攻撃は第四編制を以て本日実施の予定の第四編制だと加賀飛行隊長が第二次攻撃隊の指揮官になるらしいよ。
それと0400第二次攻撃の要あり電は友永機の無電が故障してて手持ちの黒板使って内容を僚機に代わりに打電させたらしい。
橋本敏男談
澤地久枝ソ―ス

18 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 01:31:24 ID:???
>>14
正確に言うと予備搭乗員でなくて海軍基地航空隊では搭乗員定数は常用機定数の1.5倍にする規定があるて事なんだけどね。
ただし努力目標なので実際は全く達成できていない。
例えば17年5/20の1空だと常用機定数が艦戦27機・陸攻27機だが実数は17・32機で搭乗員実数は22人・29組となってる。
必ずしも定数と実数はあわないし規定が全然達成できなくて常用機実数と搭乗員実数が同じ位になってるからあまり意味ないけど飛行機の数にあわせて搭乗員がいる訳ではないという事。

19 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 01:36:29 ID:???
あと無線機について。無線封止中は一切電波出せないから通信士にとっては結構きつかったらしい。
毎日念入りに整備しても試運転もできないから調子良く動くか試したり調整もできない。事前のウォ―ミングアップもせずにぶっつけ本番の状態だったらしい。
だからいざ使ってみると大事な時に故障してたりする。

20 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 06:15:37 ID:???
>1AF GF長官乙彼であります。


http://www.b-b.ne.jp/zero/index.html

原田要 蒼龍乗り組み 5機撃墜 うち1機はミッドウェイから飛来したTBF

http://www.b-b.ne.jp/zero/zero007/7_05a/503a.htm
と、S17の南太平洋海戦で、空母翔鶴乃至瑞鶴に
零式艦上戦闘機32型が搭載されていたと書いているがマジか!
この写真は、写真太平洋戦争にもあるので調べてみよう。

21 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 06:17:47 ID:???
陣形図は不評だったので、画像で 
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/01.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/02.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/03.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/04.jpg

ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/08.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/09.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/10.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/11.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/12.jpg

珊瑚海米任務部隊陣形、防空経過 レーダープロット図
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/05.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/06.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/07.jpg

ミッドウェイ海戦両軍航路図
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/13.jpg
ミッドウェイ海戦日米戦闘記録
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/14.jpg
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/50/15.jpg
一覧
ttp://www.taiyo-marine.sakura.ne.jp/kanakana01.html

陣形転載元 軍事研究(シーパワー編集部編) 1992年7月増刊 海軍機動部隊
日米艦隊陣形図について、浅野享氏
太平洋戦争における南雲部隊の行動について 吉田昭彦氏
機動部隊、任務部隊編成 元防大教授 平間洋一氏 より。

22 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 06:19:57 ID:???
>>17
>友永機の無電が故障してて手持ちの黒板使って内容を僚機に代わりに打電させたらしい。
あり得る話ですね。 黒板に書いて僚機と会話ってのはソロモンの頃ではよくやってましたし。


23 :GF長官:2008/09/30(火) 22:48:02 ID:???
前スレの>>943

南雲中将のお子さんは、長女仙子、長男進、次男正、三男明、四男忠彦。
                            (『波まくらいくたびぞ』より)

長男進氏は、海兵73期。昭和19年12月、駆逐艦岸波甲板士官として
乗艦中に敵潜との戦闘により戦死。海軍中尉。
なお鎌倉円覚寺黄梅院にて、父忠一大将とともに合葬されている。
本職もこのスレが完結したら、報告を兼ねてお参りしよう。

(改)スレ>>111に、
「石原慎太郎は、同級生に南雲提督の息子さんがいたので
旧帝国海軍に非常に親しみを感じていたと言ってたな。
GF長官、スレ違いならスマン」とあります。

この「息子さん」が誰を指すかは分かりませんが、それにしても本職自身、
これまでの人生で、「南雲」という姓の人物を見聞きしたことがないな。
比較的珍しい名字に入ると思いますけど。




24 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 22:56:09 ID:???
>>23
有名どころでは横浜ゴムの社長
名前からして南雲長官と関係があるのかもしれぬ

25 :GF長官:2008/09/30(火) 23:08:28 ID:???
>>17 有難うございます。
第四編制については、『戦史叢書』にありますね。
一航戦艦攻全力(43機)、ニ航戦艦爆全力(36機)、艦戦各艦6(24機)
加賀飛行隊長というと楠美正氏。名前も聞いたことないなぁ。

>友永機の無電が故障してて手持ちの黒板使って内容を僚機に代わりに打電させたらしい
これは初耳でした。黒板での伝言は、>>22の通り戦記でたまに出てきますね。

>>18 そうですね。
一定期間任務に就いたら、交代して後方で休養なんてことは、帝国海軍では
無理かな。

>>19 蒼龍のニ式艦偵の無電故障(?)もそのあたりが原因かも。

>>20 こちらこそ。
>と、S17の南太平洋海戦で、空母翔鶴乃至瑞鶴に
>零式艦上戦闘機32型が搭載されていたと書いているがマジか
これは最近出た『モデルアート』(だったかな?)にもあったはず。
32型と言うとラバウル航空隊に配備されたけど、航続距離が足りなくて
ガ島往復には使えなかったというのが、まず思い浮かびます。
空母にも搭載されていたとは。

>>21 ご苦労さまであります。
当スレでもお世話になります。


26 :名無し三等兵:2008/09/30(火) 23:29:34 ID:???
>>23
東北ではそれなりにいるらしいよ。
南雲姓の人。

27 :GF長官:2008/09/30(火) 23:40:04 ID:???
前スレ>>929の続き

前スレ>>795に戻りまして、(B)対空見張の強化

上空警戒機については、既述の通り多分に同情する余地がありますが、
見張員の見落としとなると、そうはいきません。
雲に隠れて・・・とか、高高度だったから・・・は言い訳にしかならない。

「高高度来襲機ニ対スル見張発見能力ハ、躍進的向上ヲ図ルヲ要ス
四月九日敵双発重爆ノ来襲ニ対シ、之ガ発見ハ、各艦共殆ンド自隊直上
爆撃直前、又ハ爆撃直後ノ実況ナリ」
              (『大東亜戦争戦訓(航空)セイロン作戦之部』)

見張についての対策は5点挙げられています。

(1)専務見張員ヲ増員シ、戦闘中ト雖モ、最小限ニ直トスルヲ要ス


28 :GF長官:2008/09/30(火) 23:41:55 ID:???
>>27の続き

まずは、見張員の見張能力向上ですね。
とはいえ、何をどう訓練するのか。詳細は不明。
そこで、夜戦の方の見張員を少し紹介。
(以下は『あの戦争』産経新聞社/編より)

ソロモン海戦の緒戦においては、米海軍のレーダーより優れていたと
言われる、見張水兵の視力。
米軍からは「キャッツアイド・ルックアウト」(猫の目)と怖れられていた。

どうも白人種の青い目は光に弱いようですね。
プロ野球のデーゲームで、外人選手がよく、目の下の隈の位置を黒く
塗っているのを見ますし。

夜戦は帝国海軍の伝統ですから、その「目」である見張水兵の視力向上
には相当力を入れていたと聞きます。
見張員は入隊時に、特に視力優秀な者を選抜し、特製のビタミンA剤を
飲ませて訓練。夜間8千メートルの敵影を識別出来たと言われています。


29 :GF長官:2008/09/30(火) 23:43:28 ID:???
>>28の続き

その夜間見張能力が、いかんなく発揮されたのが「第一次ソロモン海戦」
第八艦隊旗艦「鳥海」には作家丹羽文雄氏が同乗し、その従軍記は『海戦』
として発表され、戦時下のベストセラーとなった。

それによると、丹羽氏は艦橋の旗甲板上で観戦、見張り員と同じ位置。
「左四十一度、艦影一つ」
「左三十度、敵艦一つ、向かって来ます。向かって来ます」
「六戦隊異常なし。全部見えます」

見張員が叫ぶたびに、丹羽氏はその方向を振り向くが、何も見えずイラ
イラさせられたとか。

連合軍側のレーダーの性能が悪かったことにも助けられ、三川艦隊は
圧勝します。ひとえに卓越した夜間見張能力のおかげと言えるでしょう。

空母の見張員は対空が主になるため、条件もまた違ってくるでしょう。
これら夜戦と比べたら、容易な気はしますが・・・


30 :GF長官:2008/09/30(火) 23:55:42 ID:???
>>24 有難うございます。
>有名どころでは横浜ゴムの社長
南雲忠信氏ですね。「忠」の字がつながりを連想させますねぇ。
社長室に入ると、旭日旗が・・・とか。
旧海軍士官の中には、会社経営で成功されている方が多いような。

>>26 南雲長官も米沢出身なので、地域差があるんですね。


31 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 08:20:10 ID:???
>>20

翔鶴に三二型が配備されていたのは、
当時の記録映画でも確認出来るよ。


32 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 17:48:45 ID:???
>>31
そうなんですか。
あの独特の翼端の直角が特徴ですね、ボーとしてみるとバンクして腹見せたときは
F4Fと見間違いそうになったことがありますw
>
>25
GF長官
>32型と言うとラバウル航空隊に配備されたけど、
>航続距離が足りなくてガ島往復には使えなかったというのが、
>まず思い浮かびます。
逆に言えば、餓島往復自体が何かの間違いみたいなものですから
32型が使え無かったのは、ある意味餓島を念頭に置くからでしょうね。
実際は、結構よかったという話ですが。
>空母にも搭載されていたとは。
ソロモン海における空母機動戦なら、米機動部隊との相対距離は230海里以下
ヘタすると180海里前後になりますので、32型でも十分かと思います。


33 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 20:35:43 ID:???
2号零戦が採用になって中島で1号の転換生産始まったのは18年からだっけか。
ガ島で評判の悪い32型だがブインの飛行場使えるようになったのが10月末の南太平洋後だったかな。
22型も採用時にはガ島放棄後で用なし。
10月の航空戦だったかラバウルに増援して一気に制空権を奪還しようとしたら新規補充が32型ばかりだったとか。海軍は2号零戦に期待してたから。
その為戦闘機は稼働機の半数位しか出せなかったと思うけど。
でも11月位まで実は日本のが数も練度も優勢だった。
距離の問題で殊更不利だったように言われるけどそうでもない。
ガ島に補給するのは米軍も苦労してるし9月は特に放棄一歩手前位追い詰められてた。
でも32型でも増槽がきちんと補給できればガ島行けたと聞いた事がある。

34 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 20:39:54 ID:???
それと米軍の航空用無線電話も日本よりいいとはいえ完璧ではない。
ミッドウェ―か珊瑚海の米軍戦訓でも
「航空機搭載無線電話の簡略化と稼働性の向上は重ねて強調しておく。のどマイクは通常不満足」
という記述がある。


35 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 21:07:57 ID:???
>>33
なるほど、参考になります。
>増槽がきちんと補給できれば
増槽はかなり頭の痛い問題だったみたいですね。
ラボールから99艦爆が増槽を腹に抱えて発進する写真が残ってますね。
話では、落下増槽の損耗は激しく、連絡や偵察ついでにブインやその周辺基地に行ったり
立ち寄ったりするときは、補給がてら増槽積んでいったとか。 で、向こうに着いたら外して戻ってくる。
その辺りまでなら機内タンクだけで十分だとか。


36 :GF長官:2008/10/01(水) 21:33:31 ID:???
>>32 全く。片道1000kmの攻撃自体が有り得ない。
それを成し遂げた搭乗員達も有り得ない人たちです。

>>33 そうですよね。
>ガ島に補給するのは米軍も苦労してるし9月は特に放棄一歩手前位追い詰められてた
よく言われる、潜水艦による輸送作戦ですが、米軍の方も実施していたと
聞きます。

>>34 これは意外ですね。
でもミッドウェーにおいても、ホーネット第8雷撃隊が零戦により危機に陥って
いた時、護衛するはずのエンタープライズ第6戦闘機隊は、無線電話の不調
のため、それに気づかなかったとあります。(『歴史群像』)
米軍側の無線も完全とは言えないようです。


37 :GF長官:2008/10/01(水) 21:54:53 ID:???
>>29の続き

見張について、ミッドウェーの戦訓より、
「専務見張員ノ定員ヲ増加シ、戦闘中ト雖モ最小限二直トスルヲ要ス」
                (『防空及関係兵器施設』一航艦司令部)

どこかで見たような文章だな。
インド洋作戦以降、何も変わっていなかったということなのか。

(2)高角三十度以上ノ目標ニ対スル全般的見張能力ノ向上ニ対シ、対空
見張用眼鏡ハ大倍力ノモノヨリ、寧ロ大視野ノモノトスルヲ要ス
(現用20〜3°ヲ10〜15°〜15°トス)

「対空見張用眼鏡」とは高角双眼鏡のこと。
高倍率より広視野のものを望まれるのは、敵機の機種判別よりもまず、
敵機を発見することを重視しているからでしょう。


38 :GF長官:2008/10/01(水) 21:57:58 ID:???
>>37の続き

双眼鏡と言えば『坂の上の雲』に詳しいですが、日本海海戦で東郷長官が
使用したのが、独カールツァイス社製の双眼鏡で、当時の価格で350円。
(大卒初任給の約1年分)

映画『日本海大海戦』では、「敵艦見ユ」の見張員の叫びに、東郷長官は、
この双眼鏡を目に当て、バルチック艦隊を確認すると「おかしな隊形じゃのぉ」
続いて、加藤友三郎参謀長の「長官、信号旗を揚げます」の進言に「うむ」と
うなずき、Z旗掲揚となります。

『トラトラトラ』とは異なり、伝声管やメガホンを使っての伝達は時代を感じ
させますね。

本職も記念艦三笠を見学した時に、展示品を見ました。
(三笠公園の元帥像も、この双眼鏡を手にしています)

ミッドウェーの戦訓では、
「高角三十度以上ノ目標ニ対スル見張能力ノ向上ニ対シ、人員ノ増員、
視界大ナル高角眼鏡ノ増設、七倍双眼鏡ノ増備等、人員施設両面ヨリ
至急対策ヲ講ズルヲ要ス」

これも、あまり変わってない。


39 :GF長官:2008/10/01(水) 22:21:33 ID:???
>>38の続き

(3)見張機関ノ発見セシ目標ハ、機構的ニ所要箇所ニ伝ワルヲ要ス

「所要箇所」とは、艦長・航海長・各対空砲・機銃座・周辺艦艇あたりか。
特に、操艦を預かる艦長とは、緊密な連携が取れていなければならない。

戦艦等の場合、艦橋頂上の防空指揮所で操舵を指揮し、その周りには全周に渡って、
見張員と高角双眼鏡が配置されている。
映画『連合艦隊』の大和水上特攻の場面では、見張員の報告に応じて、有賀艦長が
「おもーかーじ」、「とーりかーじ」と伝声管に向かって叫んでいます。

しかし、実際は対空砲火や機銃掃射の音で、見張員の声は聞こえないらしい。
「戦闘が始まると、見張の声なんか全然聞こえません。主砲は撃つ。高角砲は撃つ。
機銃はバリバリ絶え間なく撃っているので、全艦が発砲の轟音で包まれていますから。
だから僕は、右へ飛んでいって空を見上げ、左へ飛んでいって敵機を見上げ、転舵の
号令をかけていたんです」     (『艦長たちの太平洋戦争』伊勢艦長・中瀬泝少将)

艦長も大変ですね。
そこで、艦長の体にひもを結びつけ、敵機の攻撃が開始されると、見張員がそのひもを
引っ張って知らせたという話も聞きます。


40 :GF長官:2008/10/01(水) 22:23:03 ID:???
>>39の続き

「そこで私なりに考案をしたんです。たいてい敵機は後ろから来て艦の中心線上に爆弾
を投下していく。したがって、そこに命中誤差をつけるためには、艦を横にして予定弾着
幅を小さくすれば良いことになる。

問題は見張員との連携です。見張が敵機を早く発見して知らせてくれることが大事なので
この点を厳重に強調したんです。敵機が長門を狙ってきたら、直ちに艦橋に報告するよう、
やかましく言ったのです」                  (同 長門艦長・兄部勇次少将)

ここでも、見張員と艦長との意思疎通が大切だと強調されています。
ミッドウェーでも明らかですが、敵機が降下を開始してから回避を始めても間に合わない
ですから、何としても早く発見し、速やかに伝達してもらいたいものです。


41 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 22:28:56 ID:???
駆逐艦長だと、航海長の肩に乗って天蓋の上に顔を出して脚で右転舵左転舵の号令を出したとか。

42 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 22:46:08 ID:???
雪風の寺内正道艦長だね。下手すると爆風で頭吹き飛ばされかねないんだが。
しかし露天の防空指揮所で目視メインの日本と艦橋下のCICで情報集めて指揮するアメリカとの差は目視でないと信用できない日本の電探開発への熱意にも影響してると思う。

43 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 23:01:14 ID:???
日本機の無線が不調だったのは発動機からアースをとっていたかららしい。そりゃノイズだらけになるわな。


44 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 23:20:57 ID:???
双発の銀河等設置位置がエンジンから遠かった場合は案外聞こえたそうな。
それとアース云々以前に、まずは真空管だなあ、品質が悪いというか安定していない。 
後出力か。 それと零戦自体の速力かな、到達範囲が大体縦横奥100kmの立方体と仮定して
時速300km/hで飛んでいる場合、この100kを一体何秒で通過してしまうのかを考えてみよう。

45 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 23:23:26 ID:???
米機の無線電話との周波数帯がかち合うと、こっちの電話は聞こえないが
向こうのはクリアーに聞こえたという話しもある。
と言う事は、送信出力が弱いことが解る、受信はラジオと同じ原理だから。
またアンテナの問題もあるんじゃないかな。

46 :名無し三等兵:2008/10/01(水) 23:25:33 ID:???
最後に地上でのタキシング中で基地の電話機と機上の電話機の通話状態は良好なのに
発進した途端ノイズが混ざるって事は、やはり機体の強度に問題が考えられる。
振動は精密機器最大の敵

47 :名無し三等兵:2008/10/02(木) 00:01:53 ID:???
>>44
縦横奥100qでなく半径100qの球体でしょ。
そして到達時刻は何秒て20分かかるがな。
100bじゃないよ?
上空直衛で100q以上離れたりせんでしょ。

48 :名無し三等兵:2008/10/02(木) 00:11:11 ID:???
>>40
朝風の池田艦長の様に哨戒直は全直でみんな砲側や艦橋等持場を離れず寝泊まりしてその中で見張りを6直2時間交代制にしよう。
日本は開戦まで対空と対潜は拙劣そのもので実戦で身につける自己流だからなあ。
戦訓にも砲術学校から分離して防空学校設立すべきと記述があるが機雷学校から対潜学校が独立したのも遅いな。

49 :名無し三等兵:2008/10/02(木) 00:15:55 ID:???
ところで同じ艦内なら伝声管とかで見張りと艦橋直通でいいけど他の直衛艦が先に発見して空母に知らせようとしても遅れそうだな。無線封止続行の場合発光信号とか悠長にやっとれんし。
日本だとそれも暗号化しろとか言い出しそうなんだよな。

50 :名無し三等兵:2008/10/02(木) 06:41:57 ID:???
その時は警笛(汽笛)を鳴らして味方に知らせたんだよ。

51 :GF長官:2008/10/02(木) 21:33:03 ID:???
>>41,42 そうですね。沖縄突入作戦では、
「敵襲報告が来るたびに、寺内は三角定規で簡単なアタリを取り、外れそうな
爆弾や魚雷は放っておく。そして回避が必要だと判断した場合、下にいる航海
長の肩を蹴って操艦を指示した。

ねじり鉢巻、くわえ煙草で指揮を執る姿は、乗員にとってこの上なく頼もしい
存在だったに違いない」
         (『ミリタリークラシックス・Vol14』雪風と陽炎型駆逐艦)

別の駆逐艦長の話では、天蓋から頭を出し、前にいる対空機銃員の鉄帽を
棒で叩いて指示したというのもあります。破天荒な男たちだ。

雪風の活躍については、
「右ニ『冬月』、左ニ『雪風』、ソノ身ニ数倍スル水柱ノ幕帯ヲ突破疾走シツツ、
『大和』宛発信シキタルー『ワレ異常ナシ』
屈強ノニ艦、ソノ名ヲ賭シテノ力闘ナリ、想イ見ルベシ、両艦兵一員ニ至ルマデノ
ソノ闘魂ト練度トヲ」              (『戦艦大和ノ最期』吉田満/著)

戦記ものの中では、本職が一番好きな場面です。なんと格調高い名文でしょうか!
本職には見える、見えるぞぉ、これも是非栃林氏に・・・(ry

でも艦艇に乗り組むとして、雪風とだけは行動を共にしたくないですなぁ。
比叡とか、時津風とか、神通とか、愛宕とか、金剛とか、大和とか、信濃とか・・・


52 :GF長官:2008/10/02(木) 21:53:57 ID:???
>>43〜 無線不調の原因にも色々あるのですね。勉強になります。

>>48 有難うございます。全直は結構うまくいったと聞きます。
なにせ「戦闘配置!」が不要なわけですし。
>日本は開戦まで対空と対潜は拙劣そのもので実戦で身につける自己流だからなあ
ソロモンの戦闘でも、「鼠輸送」を繰り返すたびに対空戦闘が向上していった
という証言もありましたね。

米重巡サンフランシスコの二等通信兵ロビンソン氏の回想
「あれはブーゲンビル島から日本軍が撤収を始めた時のことでした。
我々が艦砲射撃で飛行場を破壊すると、日本軍は闇にまぎれて駆逐艦で
やって来た。こちらは暗号解読でそれを知って待ち構えていた。

日本側が気づく前に攻撃を開始した。駆逐艦同士の戦闘は至近距離になる。
しかも夜戦だった。日本軍の駆逐艦は逃げ始め、我々は追いかけた。
ところが、どうしても追いつけないのです。日本の駆逐艦はジグザグで逃げる。
我々は真っ直ぐ追う。しかも新造の駆逐艦。なのについに仕留められなかった。
彼らの操艦の優秀さには舌を巻いたものでした」
                     (『真珠湾メモリアル』徳岡孝夫/著)

人間追い詰められると、不可能も可能となるのかもしれません。


53 :GF長官:2008/10/02(木) 22:34:10 ID:???
>>40の続き

では空母の方はどうだったかと言いますと、
映画などでは、見張員は艦橋各所に配置されていますが、艦長は艦橋内で
号令していた感じですね(空母に防空指揮所はあるのか?)
伝声管を通してのやりとりだと、連携に問題が生じないか心配です。

珊瑚海海戦での翔鶴の対空戦闘
「空母翔鶴の艦橋では、航海長塚本中佐が大声で指揮をとっていた。城島
艦長は米軍機による初めての空襲で、気を呑まれたように棒立ちになって
いる。その様子を見て、四十三才の航海長は独断で艦の指揮をとることを
決意した」                            (『暁の珊瑚海』)

正規空母の艦長でも、こんなことがあるんですね。
城島高次大佐といえば、wikiで見る限り、青葉・霧島の航海長、鳳翔の艦長
など経験は豊富なように思えますが、実戦では肝の据わりが肝要か。

「艦橋にいた見張員長が米軍機に気づいて、『急降下爆撃!』と叫んだ。
『面舵一杯、急げ!』間髪を容れず、塚本航海長が叫ぶ。『全速、急げ!』
翔鶴の巨体がゆるゆると右に回頭する。舵が効き始めるまで数秒の間合い
があり、ようやく右に15度向首したと思った瞬間、轟音とともに艦橋内は
爆煙で真っ暗になった」

3発目被弾の描写です。
ここでも、見張の報告の遅れが目立ちますね。

ミッドウェーの戦訓では、
「見張機関ノ発見セシ目標ハ、機構的ニ砲銃側ニ伝ワルヲ要ス」
あまり進歩は見られない。


54 :GF長官:2008/10/02(木) 22:36:30 ID:???
>>53の続き

(4)大回避運動中ノ見張訓練ヲ要ス

180度回頭してしまうと、艦の前後左右は入れ替わってしまう。
そこで、右舷見張員が発見した敵機は左舷見張員に、艦首見張員が発見
した敵機は艦尾見張員に引き継がなければならない。
戦闘中は難しそうです。

これは見張だけでなく、対空機銃にも言えることで、敵機を追いかけるのに
夢中になって艦橋に撃ち込んでしまったということもあったようです。
「さては『那珂』の変針の具合で、敵機が一時左舷から右舷に移ったとき、
射撃に夢中になっていた艦尾の機銃が、銃身を移動するとき、艦橋を掃射
してしまったのではないかという、同士討ちの疑問が出ましてねぇ。
射撃指揮官の砲術長が、私のところへ真っ青な顔で飛んできて、なんとも
申し訳ありませんと言うから・・・」
      (『艦長たちの太平洋戦争』軽巡那珂艦長・今和泉喜次郎大佐)

ただこの件に関しては、砲術長の勘違いだったようですが。

ミッドウェー戦訓でも、
「大回避運動中ノ見張訓練ヲ要ス」
全く同じだな。

(5)見張長ニ対シ、兵術的判断ヲ為シ得ル如ク、航空戦一般ニ関スル
識量ヲ向上セシムルヲ要ス

実際に判断を下すのは艦長や航海長ですが、見張員も航空戦の知識が
あった方がより効率が上がるという考えでしょうか。


55 :GF長官:2008/10/02(木) 22:38:20 ID:???
>>54の続き

以上、見張について見てきましたが、やはり電探との併用が望ましい。
見張員も始終緊張していては集中力が持たないだろうし、錯誤や見落としを
完全になくすことは出来ないでしょう。

ならば上空警戒機の時と同じように、「数」で補いたい。
自艦の見張員だけでは、どうしても限界があるので、特に周辺艦艇の見張員
との連携を高めたいところ。

「こんどは重巡利根の水雷長としてミッドウェー作戦に出撃した。
水上艦艇と会敵したわけではないので、私は専ら見張りでした。12センチ
双眼鏡で上空を見ていたとき突然、敵機群が一本棒になって降下してくる
のを見つけたのです。

私は大声で「赤城に突っ込んでくる!」と伝声管に叫びましたよ。おそらく
敵機を最初に発見したのは、私だったろうと思います」
                   (同 駆逐艦文月艦長・長倉義春中佐)

この場合は無論間に合わなかったでしょうが、似たような状況で、うまく伝達
する手段があれば、見張能力向上につながると思います。

さて、その伝達手段ですが、>>49.50によると警笛のようですが、戦闘中に
ちゃんと聞こえるのだろうか・・・無電や発光信号だと時間がかかるし。

ミッドウェーの戦訓に、
「敵機ヲ発見セル場合、所要ノ艦ニ速報シ得ル如ク研究訓練ヲ行フヲ要ス」
とあるところを見ると、まだ方法は確立していなかったのではないかと。


56 :名無し三等兵:2008/10/02(木) 23:50:57 ID:???
>>55

学研の「日米空母決戦ミッドウェー」の記載によれば、
来襲方向の艦が煙幕だとか、警告射撃を実施するとかで
敵機来襲を知らせているようですケド。

57 :名無し三等兵:2008/10/03(金) 18:45:44 ID:???
関係ないけど。
開戦時の南方軍所属陸軍航空機は定数991機に対し実数743機で充足率は74%。
南方作戦中にうち588機を喪失し同期間中に549機が補充された。
海軍の南方作戦中喪失数は122機なので陸軍はかなり多い。
勝ち戦にしては消耗が激しいが南方作戦が楽勝でないのがわかる。しかし海軍が後のガ島戦で半年の喪失892機の補充に苦労したのに対し損害の大部分は同期間中に補充されている。
因みに喪失原因の内訳を見ると自爆9%受弾26%行方不明12%飛行場不良8%天候4%操縦ミス20%機材消耗5%その他16%。
つまり戦闘喪失は35%に過ぎず半数近い44%は事故、残り21%は自然消耗による。

58 :GF長官:2008/10/03(金) 21:20:16 ID:???
>>56 有難うございます。
>>55で問題としたのは、対空戦闘中に敵機の攻撃を発見した場合です。
例えば、インド洋でのブレニム奇襲の時のように、各艦が粛々航行している
ときに発砲すれば、「非常事態」であることがすぐに伝わるでしょう。

しかし、ミッドウェーのSBD奇襲の時のように、各艦がTBDと戦闘中で、
機銃をバリバリ撃っている時に、SBDの降下に気づいて警告射撃したと
しても、果たしてうまく伝わるのだろうか、という意味です。

詳しくは今日の本編にて。


59 :GF長官:2008/10/03(金) 22:22:51 ID:???
>>55の続き

前スレ>>795に戻りまして、(C)敵機発見時の通報方法改善について。
(B)対空見張でも問題となった通報手段ですが、

「敵機発見ノ場合ノ報告通報ヲ一層迅速確実ナラシムル為、今回実施
セラレタル如キ、現行発見報告通報信号ニ、左ヲ併用スル法ハ極メテ
有効ナリシモノト認ム」                (『飛龍戦闘詳報』)

「現行発見報告通報信号」とは、『聯合艦隊戦策』に「煙幕展張」「旗旒信号」
とあります。それに加える方法とは、

「一、各隊間10km乃至20kmニ分散シ行動スル場合、警告時発砲
ニ、各隊間20km以上ニ分散シ行動スル場合、煤煙幕及ビ警告時発砲」
(註)「煤煙幕」については、以下の通り最初の発見艦のみ行う。
(1)触接機:一連の煤煙幕
(2)飛行機群:二連以上の煤煙幕

近距離なら聴覚、遠距離なら視覚に訴えるということですね。
この違いは音速によるものでしょう。大気中の音速は340m/s
10kmも離れていると、30秒近くかかってしまう。「衛星中継」よりひどい。

本職は甲子園で高校野球を観戦したことがありますが、外野席に居ると、
打者がバットを振って走り出してから、打撃音が聞こえてくる感じです。
距離が150mとして、0.5秒くらいの遅れですが、実際はもっと遅く感じる。


60 :GF長官:2008/10/03(金) 22:24:49 ID:???
>>59の続き

あと、音の減衰性も考えなければならないが、主砲の発砲音なら10km
離れていても聞こえるはず。例えば昭和19年9月の米艦隊のペリリュー島
に対する艦砲射撃の音は、40km離れたパラオ本島の司令部でも聞こえた
らしい。

「9月15日午前5時30分、あたりの静寂はいきなり破れ、四囲の海上から
黒煙が噴きあがり、頭上からは巨砲の轟きとともに、百雷の如き砲弾が雨の
ように落ち始めた。その轟音は遠くパラオ本島守備隊の耳にも達するほどで
目を開けてもいられない激しさだった」 (『ペリリュー島玉砕戦』船坂弘/著)

煤煙幕ならば、その点心配はないが、天候の影響を受けやすい。
例えば、通報艦がスコールの中に入ってしまえば意味を為さない。
まぁ、煤煙幕が使えないような気象条件ならば敵機も飛ばないだろうが。

これらは早期警戒艦の通報手段としては有効で、珊瑚海海戦でも使われた
ようです。

「上昇中の岡嶋大尉は、突然背後にある瑞鶴の高角砲が火を噴いたので
驚いた。それは後に分かったことだが、すでに上空直衛についている岩本
徹三一飛曹の小隊三機に、米軍機の侵入方向を知らせるためのものだった
という。レーダーと有効な無線機器を持たぬ弱点が、ここでも露見している」
                                  (『暁の珊瑚海』)

ミッドウェーでも、>>56で紹介されましたが、
「利根見張員は、0405時頃に(TBFとB−26を)発見し同艦は警告射撃を
実施した」                             (『歴史群像』)
「極メテ有効」と言われる通りですね。


61 :GF長官:2008/10/03(金) 22:26:29 ID:???
>>60の続き

問題は、三空母被弾時のSBDの降下に気づいた艦があったとして、同じ
通報方法が使えたのかということです。

「対空砲戦ニテハ、最初ニ目標ヲ発見セシ艦船ハ、射距離ノ如何ニ拘ワラズ
総艦船並ビニ制空隊ニ警告ヲ与ヘルト共ニ、速ヤカニ概略目標ノ方向ヲ指示
スル為、左記ニ依リ射撃ヲ開始スルヲ可トス」

やはり緊急の場合は、音に頼るのが有効だと考えられます。
煤煙幕だと、展張するまで時間がかかりそうですし。

「情況ニ依リ、友軍被爆撃ノ危険寸前ニ在リト認メシ場合ニハ、高角砲・
機銃ノ全砲火ヲ以テ射撃ヲ開始ス」

この「友軍被爆撃ノ危険寸前」の場合が、ちょうど>>55の利根水雷長に
当たります。
つまり「全砲門開ケ」ということのようですが、果たしてこんなことが可能
なのでしょうか。


62 :GF長官:2008/10/03(金) 22:28:25 ID:???
>>61の続き

高角砲などは「発砲始メ」の号令を受けて、実際に射撃するまで、どれ
くらい時間を要するものなのか。
何よりミッドウェーのSBD奇襲時は、直前までTBDと戦闘中ですから、
すでに「全砲門」は開いているわけです。この情況で警告射撃が間に
合ったとしても、伝わるのかどうか、疑問ですねぇ。

そこで一つ方法を考えたのですが、
全見張員が信号弾(拳銃のようなもの)を携帯し、「友軍被爆撃ノ危険寸前」
の状況になったら、各自の判断で上空に打ち上げるというのはどうでしょうか。
これなら、伝達時間差は限りなくゼロに近づきます。

聴覚でも判別できるように、対空砲とは全く異なる音が出るような工夫を
すれば、なお効果的だと思います。

ミッドウェー戦訓でも、
「高角砲其ノ他ノ砲ヲ以テ、敵機ノ所在ニ顕著ナル曳煙弾、又ハ曳光弾ヲ
発砲ス」とあります。

とにかく「SBDは降下開始前に、発見・撃墜すべし」が結論ですね。


63 :GF長官:2008/10/03(金) 22:34:54 ID:???
>>57 情報感謝します。
>海軍が後のガ島戦で半年の喪失892機の補充に苦労したのに対し
>損害の大部分は同期間中に補充されている。
確かに、588機喪失で549機補充なら十分ですよね。
何か秘訣があったのかな。海軍にも教えてやれば良かったのに。

>つまり戦闘喪失は35%に過ぎず半数近い44%は事故、残り21%は自然消耗による
これも意外な数字だ。海軍機に比べると航法などは不安だったと思うが、
操縦ミスは、やはり着陸に失敗して機体を壊してしまうことが多かったのでしょうか。


64 :名無し三等兵:2008/10/03(金) 23:38:58 ID:???
>事故
着陸時に多発。飛行場造営に問題があった。
スコールで泥濘になるラボールの飛行場とか。
>自然消耗
エンジンの交換部品が来ないとか、エンジンの寿命って
適切な整備が行われたとして大体どのくらいだっけ。

65 :名無し三等兵:2008/10/04(土) 03:44:22 ID:???
>>63
数字は公刊戦史87巻「陸軍航空兵器の開発生産補給」からの引用だけど海軍でも米軍でも同じ様に事故喪失は多かったと思う。
操縦ミスは着陸に限らず失速とか色々じゃないかなあ。
航法は行方不明12%の範囲で着陸は飛行場不良8%に入ると思うけど詳しくはわからない。
思ったんだけどガ島戦の喪失892機戦死1882人は戦闘喪失限定で事故や自然消耗含むともっと多いのかも。
ガ島戦後に海軍も中部太平洋で1600機投入してるし消耗多くても開戦時に比較して航空隊は拡張してる訳だしよく見ると中部太平洋で損害120%とかを補充してたりするから南方作戦の損害80%補充は大した事でもないのかな。
そうなると機体の補充はできるけど搭乗員の補充はできないてのが原因かな。
育成に2年かかるから17年に消耗して補充するのは15年に教育始めた搭乗員て事になるから。
2年後にこんな消耗するなんて予測できんからね。

66 :名無し三等兵:2008/10/04(土) 03:49:13 ID:???
>>64
確か飛行64戦隊の整備の神様刈谷大尉いわく発動機運転時間を記録して整備する方法で100時間でオ―バ―ホ―ル、300時間で発動機交換だったかな。
記憶なのでいまいち曖昧。実際は機体や発動機で時間が変わるみたいだけど。
戦闘機は間隔が短く爆撃機は長いらしい。

67 :名無し三等兵:2008/10/04(土) 03:56:00 ID:???
>>66
ミスった。飛行47戦隊の間違い。

68 :名無し三等兵:2008/10/04(土) 04:29:58 ID:???
1航艦の駆逐艦数の変遷について
編成時の1941年4月は第7(特型3隻)・第23(睦月型3)・第3(峯風型2特型1陽炎型1)駆逐隊から成る計10隻。
平時はトンボ釣りがメインな為か旧式艦が中心で特に航続力の面で空母随伴が難しい。
その為ハワイ作戦では陽炎型の秋雲を除き他艦は別作戦へ派遣して代わりに第17(陽炎型4)・第18(陽炎型2朝潮型2)駆逐隊で臨時編成を組み先の秋雲とあわせて計9隻で開戦を迎えた。
しかし臨時編成では都合が悪いので42年4月に長良を旗艦とする第10戦隊を編成。
駆逐艦は第7・第10(夕雲型4)・第17駆逐隊となったがやはり第7駆逐隊の特型は航続力不足としてAL作戦に派遣されMI作戦は代わりに第4(陽炎型4)駆逐隊を借りて編成された。
数だけ見れば開戦時の空母6/駆逐艦9から空母4/駆逐艦12に強化されたと言えるがMIの米軍は16・17任務部隊の平均が空母1/駆逐艦5で日本の空母1/駆逐艦3を上回る。
そしてこの差はその後も縮まる事はなかった。

69 :GF長官:2008/10/04(土) 18:58:11 ID:???
>>64 有難うございます。
>スコールで泥濘になるラボールの飛行場とか
『写真太平洋戦争』(第2巻)の「ラバウル航空隊」には、
「地面は鉄板で敷きつめたもので、爆撃を受けても、そこだけ張り替えれば
良かった」とあります。雨が降っても泥濘にはならないような気がしますが・・・
一部分だけだったのかなぁ。

>>65 そうですよね。搭乗員の消耗からいえばミッドウェーよりソロモンですね。

>>66 飛行第47戦隊ですね。帝都防空(成増)の疾風部隊。
仰る通り「整備の神様」刈谷正意大尉が考案した、部品の時間管理法で、
あの大東亜欠陥機・・・もとい、大東亜決戦機で稼働率100%を誇っていたとか。
更に、空中勤務者全員に、機体の構造や取扱注意点などを細かく徹底していた
らしいです。
当時は「故障した部品を交換する」形式が標準だったので、画期的ですね。

>>68 情報感謝します。
>米軍は空母1/駆逐艦5で日本の空母1/駆逐艦3
この差は大きいですね。巡洋艦の数、各艦の対空砲火を加えると更に
広がってしまいそう。


70 :GF長官:2008/10/04(土) 19:34:23 ID:???
>>62の続き

前スレ>>795の(D)空中哨戒機の配備。

いくら見張員が多量のビタミンA剤を服用したところで、雲に隠れた敵機を
見つけろというのは無理な話。
電探が間に合わない以上、雲の向こうの敵機を発見するには、こちらから
出向いて行って捕捉するしかない。
そこで、空中哨戒機の登場です。

「雲量多キ場合等上空視界不良ナル際ハ、空中哨戒機ヲ配備スルノ着意
ヲ要ス」            (『大東亜戦争戦訓(航空)セイロン作戦之部』)

「空中哨戒機」が何を指すのかは示されていませんが、艦攻か艦爆でしょう。
前スレ>>941にもあったように、早期警戒艦の代用としても有効。
敵機を発見した場合の通報方法についても、電信員が搭乗しているので、
暗号電文でも問題なし。

問題は、どのくらいの数が必要になるかですね。
艦隊上空の全周に渡って配置するとなると、多数必要な気もしますが、
上空警戒機も飛んでいるわけですし、雲の中だけを重点的に哨戒すれば
良いので、完璧な「空中輪型陣」を形成する必要もない。
5機くらいで十分かな。


71 :GF長官:2008/10/04(土) 19:36:40 ID:???
>>70の続き

では、なぜ南雲長官はミッドウェー作戦時、空中哨戒機を配備しなかったのか。
「レーダーを装備していない第一機動部隊が、一刻も早く来襲機を発見するには、
二つの方法がある。
一つは、なるべく遠方に警戒艦を配すること。
もう一つは、見張りの飛行機を四周に配して哨戒させることである」
                         (『戦史叢書ミッドウェー海戦』)

やはり電探なしで視覚だけに頼る以上、艦隊の「目」を出来るだけ多く配置
させるしかない。

「この遠方に警戒艦を配することは、予測される敵機の来襲方向が広範囲
なのでその所要数が多くなり、空母の直衛を考えると第一機動部隊の兵力
では、計画できなかった」

>>68の通りですね。駆逐艦12隻だと、全周に8隻(45度間隔)配置すると
して、直衛は各艦1隻になってします。これでは文字通り「トンボ釣り」にしか
ならない。

「また見張用の飛行機を配することは実施が容易であったが、南雲長官は
当時の情況判断からこれを実施しなかった。
しかも、この警戒艦や飛行機の見張は視覚に頼るもので、視認距離は短く
天候の障害を受ける欠点があった」

「当時の情況判断」とは、おそらく攻撃隊の兵力を割きたくないという理由で
しょうが、2〜3機くらいなら飛ばしても良さそうなものなのに。

「結局第一機動部隊は、遠距離見張機関を配せず、空母付近に集中して
いる艦艇の視覚の見張に頼っていた状況であった」


72 :GF長官:2008/10/04(土) 19:42:19 ID:???
>>71の続き

南雲長官は、インド洋でのブレニム奇襲を許した失態を肌身に感じていた
と思うのに、なぜ対策を講じなかったのか。
この「空中哨戒機の配備」に関しては、他の4件と異なり、南雲長官の指示
一つで実施が可能だったはず。これは失策と言わざるを得ない。
勿論哨戒機を配備したからといって、被弾を防げたわけではないが、何も
手段を講じなかったのは減点ですね。

ただミッドウェー以後の海戦でも、哨戒機が配備されたという話はあまり聞き
ません。何か問題があるのかもしれません。
例えば、直衛機が敵機と誤認して誤射してしまう恐れがあるとか。
敵機を攻撃するときに邪魔になるとか。

それにしても思うのは、インド洋といい、ミッドウェーといい、珊瑚海と異なり、
基地航空隊の支援が受けられないというのは痛い。
特にミッドウェーでは空母が更に減って4隻ですから、南雲長官の苦衷も
分からなくはない。

この哨戒機に関しては水上機でも良いわけなので、水上機母艦を随伴させ
ても良かったかもしれない。敵機を撃墜する必要はなく、発見通報してくれ
れば、後は直衛隊が始末してくれるでしょう。
それに索敵機としても使える。

ミッドウェーの戦訓には、
「艦爆又ハ艦攻ヲ、対空哨戒機トシテ直衛ト併用スルハ、有効ナルモノト
認ム」                    (『加賀飛行機隊の戦訓所見』)

ここでも数で補うしかないか。
とにかく飛べる飛行機なら何でも飛ばしたいという思いですね。


73 :名無し三等兵:2008/10/04(土) 23:37:45 ID:???
>>66-67
なるほど。結構厳しいですね。
>65
>2年後にこんな消耗するなんて予測できんからね。
昭和15年頃に、海上戦力の果たし合いが機動部隊と基地航空戦になる
とか言ってたら井上の二の舞だったかも。
>68
日米駆逐艦の明暗を分けたのは、米が両用砲を搭載した事かねえ。
>69
GF長官
>「地面は鉄板で敷きつめたもので、爆撃を受けても、
>そこだけ張り替えれば良かった」とあります
いや、いざ実戦になって空襲受けてみると、爆弾でその敷き詰めた鉄板が
スプリンターになって周囲に飛び散り、被害が拡大することが解ったので大部分撤去したそうな。
と、写真太平洋戦争、ソロモンニューギニア作戦のどっかに書いてあったような。
米軍は、格子状の鉄板を敷き詰めたらしいが、これも同じく写真はあるけど、
装備された基地の数は限定的な気がする。
結局、爆弾を喰らうことが解っている滑走路は地球の肌(土を固める=版築)がいいらしい。
テニアンとサイパンのスプリングフィールド飛行場も一部舗装されているが
大半は打ち固めた土っぽいし。 要はその基地の置かれた気候状態かもしれない。
特に米側は機械式のローラーを持ってますからね、日本にもありましたしたけど。
>空中哨戒機
>どのくらいの数が必要になるかですね。
大戦末期の神風対策で、米任務部隊がやっていた空中哨戒が一部参考になるかと。
問題は ガソリンでしょうか。 常時5〜6機上げるとして、燃料計算をするとちょっと…厳しいかな。

74 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 01:10:54 ID:???
>>69
ビルマ航空戦見ると乾季に戦闘して雨季は後退して補充訓練してたから季節で損害が増減してたりする。
大東亜欠陥機て末期は零戦の稼働率も疾風とあんまし変わらんけど。
敵基地から潤滑油鹵獲して使ったら快調に飛んだとかの記述もあるから誉とか関係なく他に原因があると思う。それと47戦隊は内地の部隊だから可能だが予備部品が不足する前線じゃ交換と言えば壊れた機体からリサイクルしかない。
それと当時の日本は修理が主流で交換はあまり主流でないかも。
てか飛行時間300時間になる前に大抵使用不能になる。
後は部品取りにして機銃は地上用に。

75 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 01:45:41 ID:???
>>70
当日の雲量は1か2で別に視界は悪くないんじゃない?
雲高は500〜1000bと低いけど。
それと空中哨戒機も雷撃機に気をとられて艦爆を見落とす可能性もあるけど何もしないよりずっといいし少なくとも艦との連絡は円滑になるな。
哨戒機を出さなかったのは出すまでもなく零戦が撃退してそのうち空襲は終るだろうと判断したか。
出すタイミングを見失って出さないままズルズル行ったか。
第二次攻撃に気をとられてそっちに気が回らなかったか。
艦爆・艦攻だと撃墜されて損害が増えると思ったか。
兵装転換に忙しい時に別の指示を出すと現場が混乱すると思ったか。
まあ空襲中に戦闘機でさえ発着艦のタイミングが難しく燃料切れで不時着水したのもあるしなあ。
しかも艦攻艦爆は滑走距離が長いから邪魔になるとかで影響したとか。
後の海戦でも出してないとすると何とも言えんな。

76 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 02:03:38 ID:???
>>71
長官、南雲になりきるんじゃなかったの?
戦史家の視点になってるよ。
来襲が予測される範囲が広くて所要数が増えるのは飛行機も同じだし増して三次元だから高度をどうするかの問題もある。
低空は艦の見張りに任せて高高度担当にするか、しかし伝令に徹するなら戦闘機に近い位置がいい。
見張りしつつ伝令もやるのは難しそうな気もするし哨戒機が高高度にいて戦闘機が全機低空に集中すると戦闘に夢中でやはり指示伝達しずらいかも。
結局伝令に徹するか見張りは艦との連絡はしやすいけど戦闘機との連携は難しいとか。
機数は伝令だけなら各空母1機ずつで各艦の戦闘機隊だけ把握してればいいけど見張りやるなら直衛艦並の12機位欲しいかな。

77 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 02:15:58 ID:???
>>72
基地航空隊の支援がないのは痛いし限られた機数を割くのも痛い。索敵機数も必要最低限にした位だから。
ただ当時の状況判断としては空母は付近に存在しないし基地機も60機程度だろうと判断としてる。
そして友永隊もいくらか叩いてるはずだから空襲はそう長く続かないと判断すると思うよ。南雲の視点で見るならね。
長官は後世の人間の視点になってる。
それと後の二次ソロモンや南太平洋では基地機の支援があったはず。
索敵機に爆撃はされたけど空襲受ける前に全攻撃機発進してるし一応電探もあるしね。


78 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 02:44:47 ID:???
>>73
ガ島の設営隊はロードローラーを6台も持ち込んでいて上陸当初物資不足の海兵隊が鹵獲して基地建設に貢献してる。
コンクリ―トミキサ―や岩石粉砕機とかブルド―ザ―以外は結構色々持ってたりする日本軍。
南方には製氷所建設してガ島の米軍もそれ使って氷やアイスクリーム作って士気が大いに高揚したそうな。
他にも食糧や酒を活用して米はトマトソースとコンビーフを混ぜて煮込んだリゾットにしたり勤務中は禁酒だけど鹵獲品は員数外でちょくちょく飲んでたとか。
マレ―侵攻時の工兵隊も優秀で55日間の進撃中に250ヶ所の橋を修理してる。

79 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 05:10:48 ID:???
>>78
>ガ島の設営隊はロードローラーを6台も持ち込んでいて
>上陸当初物資不足の海兵隊が鹵獲して基地建設に貢献してる。
何せ、そのままほっぽいて退避しましたしね。
米軍は病院施設まで(外科手術まで)無傷で手に入れて大喜び。
岡村少佐は、早く戦闘機隊を送れと矢の催促をしていたのに…
>マレ―侵攻時の工兵隊も優秀で
マレー方面の部隊は、当時非常に機械化が進んだ部隊でしたからね。
それに見合う工兵部隊も配備されていたようですね。


80 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 07:06:19 ID:???
機上レーダーも無いのに警戒機を出しても効果はないだろう。
それに侵入高度、全方向をカバーするには何機必要か。艦隊の周囲の何粁の位置に警戒機を配置するかを考えれば現実的ではない。


81 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 07:25:43 ID:???
>>73
米軍があれだけ北ベトナム軍の基地を爆撃しても無力化できなかったしね。
ミッドウェーもそうだが地上施設は簡単には潰せない。

82 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 12:17:03 ID:???
珊瑚海海戦の菅野機は『敵ハ直衛ヲ配ス』など有効な情報を送ったんだよな

83 :名無し三等兵:2008/10/05(日) 21:12:32 ID:???
>>81
舗装されている場合、穴開いた部分を埋める前には、
舗装しているコンクリや鉄板の撤去が必要だが
たんに漆喰的(昔の台所の土床な感じ)な舗装なら埋めるだけでいいからね。
舗装の場合は、廻りとの段差を無くす為に結構な手間が掛かる。
一日程度の差だろうが、この一日が貴重。

ベトナムの場合は、転で見当違いの所に落としまくったと言う点が大きいかもな。
後は二次大戦後もほっぽいた誘導爆弾がなおざりにされていたことも大きい。 
プリッツXとかあってその技術も手に入れていたはずだが
米軍はワンバッカーワンまでその有効性に気が付かなかった。



84 :名無し三等兵:2008/10/06(月) 09:14:23 ID:???
>>70
>雲の中だけを重点的に哨戒すれば良いので

ワロスwww

85 :名無し三等兵:2008/10/06(月) 20:07:54 ID:???
雲や雲の廻りは機動部隊の傘になったり、30分以上敵機の待機場所になったりするからなあ。


86 :名無し三等兵:2008/10/06(月) 20:22:12 ID:???
最も有効な防空は史実の瑞鶴の様にスコ―ルを利用する事。
なので人工的に雨を降らす装置を…。
もとい煙幕で空母を隠したり視認されにくくする努力を。

87 :GF長官:2008/10/06(月) 21:50:45 ID:???
>>73 有難うございます。
本職も「ラバウル航空隊」といえば、もうもうと砂煙を上げながら、零戦や
陸攻隊が離陸していく印象が強いので、この「地面に鉄板・・・云々」を
読んで、おや?と思いました。
写真の説明文にも「鉄板はプレスされていた・・・」とあるので、破損した箇所
だけ交換といっても、実際は手間がかかったのでしょう。
>>83にもありますが、段差などを無くすのも大変だろうし。

>大戦末期の神風対策で、米任務部隊がやっていた空中哨戒が一部参考になるかと
末期の米軍でも必要だったのか。これも意外ですね。

>>74 毎度感謝です。
確かに47戦隊の稼働率も内地部隊ということを考えれば、納得できます。

>>75 そうですね。
空中哨戒機に関しては、実際にどのように運用したかは想像に頼るしか
なさそうですが、
>哨戒機を出さなかったのは出すまでもなく零戦が撃退してそのうち空襲は終るだろうと判断したか
本職も、これが一番大きいのではないかと思います。


88 :GF長官:2008/10/06(月) 21:51:35 ID:???
>>76 こ、これは手厳しい。しばらく南雲長官が出てこなかったので疎かに
なっていたかもしれません。
母艦との通信は容易だと思いますが、直衛零戦との直接の連携は難しいな。

>>77 ご指摘感謝します。
>長官は後世の人間の視点になってる
全く。反省します。

>>80 そうですね。視覚に頼る以上、数を増やすしかないと思いまして。
「雲の中だけ」というのも都合が良すぎるかな。

>>86 煙幕なんか出すと、敵に発見されやすくなるし、味方の見張能力は
低下するし・・・って、「釣れますか と文王 そばに寄り」


89 :GF長官:2008/10/06(月) 22:22:27 ID:???
>>72の続き

最後に、前スレ>>795の(E)対空火器の強化
これについては、
(a)高角砲・機銃の増設
(b)射撃指揮装置の改善
(c)防空隊形の構築

まずは、(a)高角砲・機銃の増設

[巡洋艦以上]
「機銃四群、高角砲二群以上ヲ装備シ、且ツ全周ニ対シ機銃二群・高角砲
一群以上ノ射撃可能ナルヲ要ス」
(註)機銃一群:9〜12銃、高角砲一群:6〜12門

[駆逐艦]
「機銃二群、高角砲二群ヲ装備シ、且ツ全周ニ対シ機銃・高角砲各一群以上
ノ射撃可能ナルヲ要ス」
(註)機銃一群:6〜9銃、高角砲一群:4門
             (『大東亜戦争戦訓(航空)セイロン作戦之部』)


90 :GF長官:2008/10/06(月) 22:23:00 ID:???
>>89の続き

比較的容易に出来そうなのが、機銃の増設です。
高角砲となると、大規模な改修が必要になりそうですが、機銃なら数日程度
で十分かと。

当時の機銃装備数は、
赤城:連装14基(28)
加賀:三連装11基(33)
蒼龍:三連装14基(42)
飛龍:三連装7基・連装5基(31)
金剛型:連装10基(20)
利根:連装6基(12)
陽炎型:単装2基(2)     (『3DCGシリーズ第一機動部隊』より)

特に直衛艦たる駆逐艦の少なさが目立ちます。
前スレ>>865で紹介した「岩本動画」でも、白露の対空戦闘が出てきますが、
火線が2本、SBDを追いかけていましたし。これでは心もとない。


91 :GF長官:2008/10/06(月) 22:23:45 ID:???
>>90の続き

25ミリ機銃の諸元を、仇敵ボフォースとの比較。

       九六式25粍機銃 ボフォース40ミリ機銃
初速       900m/s      881m/s
最大射程    8000m      10180m
最大射高    5000m       6950m
発射速度    130発/分     150発/分
弾丸重量    200g          −
弾薬包重    700g        2180g
弾倉容量    15発(箱型)     4(クリップ)
                    (『世界の艦載兵器』梅野和夫/著)

さてこの25ミリ機銃は、敵機に対してどの程度有効だったのでしょうか。


92 :GF長官:2008/10/06(月) 22:29:48 ID:???
>>91 訂正
九六式25粍機銃の
弾丸重量200gは、250gの誤りでした。


93 :名無し三等兵:2008/10/06(月) 23:56:27 ID:???
>>89
インド洋時点での要求は巡洋艦以上に機銃36〜48門、高角砲12〜24門装備と駆逐艦に機銃12〜18門、高角砲8門装備てとこか。
ミッドウェ―の1航艦戦訓所見だと
[巡洋艦以上]
4群以上に分けて各群は機銃16門、高角砲4門装備。
全周に対し少なくとも1群以上射撃可能。
[駆逐艦]
各群機銃4門、高角砲2門装備で他は同様。だから要求は巡洋艦以上で機銃64門、高角砲16門。
駆逐艦で機銃16門、高角砲8門装備になるな。

94 :名無し三等兵:2008/10/07(火) 00:00:49 ID:???
前スレにも書いたけど改めて記載
防空ニ関シテハ直衛機ノ用法、防禦砲火ノ威力等何レモ彼ハ我ガ上位ニアリ
直衛機ノ威力ニ於テハ我ハ彼ニ数段勝レタリト雖モ電波探信儀ノ欠如、指揮電信電話ノ不備不慣等ノ為優秀ナル直衛隊モ之ヲ万全ニ活用スル能ハザル実情ナリ
防禦砲火ニ於テハ装備、術力共ニ甚シキ遜色アリ
我防禦砲火ノ威力ハ平時砲術学校等ニ於テ机上ノ計算ニ依リ算出セルガ如キモノニ非ズシテ実情ハ真ニ寒心ニ堪ヘザルモノアリ
今次戦闘ニ於ル射弾散布ノ状況ヲ観ルニ高角砲ハ殆ド目標近辺ニ至ルモノナク多クハ下方一〇〇〇〜二〇〇〇米附近ノ炸裂ナリ機銃ハ若干良好ナルモ尚敵機ノ後方味方戦闘機ノ前方ヲ通過シ味方機銃弾ノ為自爆セリト認メラルル艦戦若干アリ
『一航艦戦訓所見』(防空及関係兵装関係)


95 :名無し三等兵:2008/10/07(火) 00:22:20 ID:???
>>90
以前書いた記憶があるんだがミッドウェ―後の翔鶴型の機銃が3連装12基36門から4基増設して16基48門にしたんだったかな。
駆逐艦の増設状況はわからんけど。
てか貧乏国日本を舐めたらいかんよ。
機銃増設は艦艇に優先されたけど陸上基地には重要拠点でさえ必要数が揃わず心許ないし増して戦闘艦艇以外は推して知るべし。
戦闘機用の航空機銃でも手間のかかる削出しで量産に向かず機数分揃えるのに苦労してる。
年度予算で調達予定にない機銃増設なんていきなり増産できるもんでもない。
それと単装ならともかく3連装とかの設置はスペ―ス確保やら銃側に弾薬庫増設やら指揮装置やら機銃員の宿泊施設増設やらそう簡単でもない。
25o機銃の増産が軌道に乗ったのは戦争中盤以降でしょ。
もし日本に40oボフォ―スとかあってもまず必要数揃わない。

96 :名無し三等兵:2008/10/07(火) 01:29:45 ID:???
そこで駆逐艦は自衛用に7.7mm機銃を装備したりした。


97 :GF長官:2008/10/07(火) 21:16:15 ID:???
>>93 有難うございます。
本職もこの戦訓を読んで、「こんなに装備できるのか?」と思いました。
駆逐艦に高角砲8門って、友鶴事件の教訓は・・・?

>>94 全くですね。
>実情ハ真ニ寒心ニ堪ヘザルモノアリ
珊瑚海では色々実戦での戦訓が得られたとは思うのですが、やはり検討
する時間がなかったというところか。

>>95 なるほど。
>それと単装ならともかく3連装とかの設置はスペ―ス確保やら銃側に弾薬庫増設
>やら指揮装置やら機銃員の宿泊施設増設やらそう簡単でもない
機銃だけ揃えても即運用とはならないわけですね。


98 :GF長官:2008/10/07(火) 21:49:22 ID:???
>>91の続き

この25ミリ機銃が活躍する(?)映画と言えば、『男たちの大和』ですね。
wikiにも紹介されていますが、あれは『男たちの対空機銃』に変更した方が
いいかもしれない。

余談になりますが、本職は映画公開中に映画館へは行きませんでしたが、
尾道のセットには行って来ました。
さすがに原寸大(といっても前半分だけ)の迫力は圧倒的。
菊花紋章も大和坂も46センチ砲も、とにかく「でけー!」
60年も前にあんなでかいものをよく建造できたなという感慨と共に、あんな
でかい艦でも沈むのかと脱力したのを覚えています。

閑話休題
この25ミリ機銃の評価は芳しくなく、坊の岬においても、あれだけバリバリ
撃ちまくったのに、米軍機の撃墜は10機程度だったとか。

「25ミリ機銃は、初速も高く弾道性能も優れていて、日本海軍の代表的艦載
機銃として各種艦艇に多数装備されたが、第二次大戦中期から米海軍の
航空攻撃の脅威が増大してから、装備数は逐次増強されたが、十分な防空
効果をあげることが出来なかった」         (『世界の艦載兵器』)

その理由はと言うと、

「この理由については、命中率と命中効果に問題があったためと考えられる。
25ミリ機銃のような小口径機銃の場合、一弾あたりの破壊力が低いため、
対空目標を確実に撃破するためには、数発から数十発の命中弾による総合
破壊効果が必要であると言われているが、日本海軍の場合射撃方法・射撃
指揮に問題があり、十分な効果をあげるころが出来なかった」


99 :GF長官:2008/10/07(火) 21:53:09 ID:???
>>98の続き

具体的にみていきましょう。

(1)一発あたりの破壊力不足
「25ミリ機銃弾の一弾当たりの威力は、ボフォース40ミリ機銃に比較して
弾丸重量で4分の1であり、40ミリ機銃弾と同等の破壊効果を得るためには
更に高い発射速度が必要なことは言うまでもない」

一発当たりの運動エネルギーは、1/2*mv2[J]
>>91の諸元表の通り、初速(v)はほぼ等しいので、弾丸重量(m)に比例する。
単純計算で、ボフォースなら1発で済むところを、25ミリなら4発撃ち込まねば
ならない。

シブヤン海で沈んだ武蔵艦長猪口敏平少将も、
「機銃はもう少し威力を大にせねばと思う。命中したものがあったにもかかわらず、
なかなか落ちざりき。申し訳なきは対空射撃の威力をじゅうぶん発揮し得ざりし事」
との言葉を遺しています。

猪口艦長は砲術の権威だけあって、特に対空射撃訓練には熱心であったらしく、
「武蔵がブルネイ湾に碇泊しているとき、猪口艦長は毎日のようにカッターを一隻
艦橋の下に運ばせた。カッターの中には、航海長・高射長・測的張など、対空射撃
と転舵回避の責任者が乗せられる。
彼らに対し、猪口艦長は銀色の棒で指示を与える。


100 :GF長官:2008/10/07(火) 21:54:14 ID:???
>>99の続き

『右前方45度雷跡、航海長どうする?』
『面舵・・・』
『左前上方爆撃機編隊、高射長どうだ?』
『第二機銃群、撃ち方始め』
『左舷後部に雷撃機、航海長どうする?』
『とーり・・・いや、この場合は面舵』
『直上から爆撃機至近、高射長!』
『一、三、五高角砲砲撃始め』
・・・
という具合に猛訓練を続けた」    (『戦艦武蔵自沈す』豊田穣/著)

無念であったことでしょう。

(2)発射速度が遅い
一発当たりの破壊力が劣るのならば、単位時間当たりに、より多くの弾を
撃ち込まねばならない。高い発射速度が求められる。
>>91の諸元表の通り130発/分で、150発/分のボフォースに劣る。

つまり、敵機が有効射程内を飛行している間に、射撃できる弾丸量が少ない
ということ。25ミリ機銃は、1秒当たり2.2発。
敵機が400km/hで侵入してくる場合、1秒遅れれば111mもの接近を許して
しまう。高い発射速度は必須と言えましょう。


101 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 01:51:09 ID:???
>>97
>>93の基準を満たした艦は僅かに大和・武蔵・信濃・伊勢・日向と秋月型だけじゃないかな。
大鳳や雲龍や防空艦改装後の摩耶も機銃は満たしてるけど高角砲が足りない。
てかアメリカでもそんだけ積んでるの戦艦と空母位でしょ。
そして防空艦に改装した摩耶も五十鈴も潜水艦に沈められてるというオチが。
秋月型も損傷含めると潜水艦によく襲われてるし水上艦の砲撃や魚雷艇で沈んでるのもあって実は空襲で沈んだのは少ない。
陽炎型以前の艦は殆んど2番主砲下ろして機銃増設してるね。
戦訓では発射菅と予備魚雷一部下ろしてでも増設しろと書いてあったけど。

102 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 01:57:49 ID:???
魚雷下ろすと言うことは、魚雷担当の員数を何処に転属させのかという問題が。
松型に魚雷付ける付けないで揉めたのは、ボコボコ沈んだ駆逐艦から生還した
その員数の宛先の為かと妄想している。


103 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 02:03:37 ID:???
>>98
いやあ25o機銃は日本兵器としては善戦した方でしょ。
撃墜できなくても投弾を狂わせたり、射程外から投弾させて回避したり、帰還後損傷ひどくて使用不可にしたりの効果もある。
大和の場合は雲量と雲が低くて天候の問題が大きい。
あんだけの機数に攻撃されて沈まない艦のがおかしいから。
VT信管ある米戦艦でも沈むよ。
因みに対空砲火で撃墜したのは6機で残りは艦が爆発した時の巻き添えじゃなかったかな。
25o機銃の問題は運用や指揮装置や威力もあるけど射程がね。
有効射程に入ったなと思ったらすぐ投弾される感じで投弾前に撃墜するには不充分。


104 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 02:53:43 ID:???
米英の駆逐艦も発射菅1基下ろして10p単装高射砲や40oボフォ―ス連装積んだりはしてるけど。
何かを増やすには何かを下ろさないと転覆するからね。

105 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 03:37:44 ID:???
>>103
だな、そもそも対空戦闘は”撃墜”が主目的ではなく
”敵機を損傷させ後退を強いる””攻撃意欲を失わせる”と言う側面が強い。
>104
フレッチャークラスは見るからにひっくり返りそうだしなあ。
五インチ砲をあんな台の上に装備するなと思う。
ちなみに、日本海軍の第四艦隊事件での教訓は諸外国には漏らされず
それを知らない(主に日本近海の気象条件)米海軍は、
四艦隊事件の後十数年経って思い知った。

106 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 06:45:02 ID:???
>>103
高角砲と25o機銃の有効射程距離が離れすぎているのが問題ですよね。
弾幕に穴が開いてしまう。

>>105
神風ですね。マリアナ沖海戦以上の被害を米軍は受けたんですよね。

107 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 08:00:38 ID:???
>>106
そういうこったな。
神風は”敵機を損傷させ後退を強いる””攻撃意欲を失わせる”と言うのを超越しているから
任務部隊の対空砲火のラインに到達する前に戦闘機で撃墜するしかない。

だから10/26〜11までは、神風の戦果は挙がった。
驚いた米任務群がウルシーに引っ込んで1ヶ月の間対策練って、二三の手法を考えて
12月初頭に出てきたが、まだ足りなかった。

108 :名無し三等兵:2008/10/08(水) 08:36:25 ID:???
>>107
おーい、それは神風違いだ…


44年12月にフィリピン沖で嵐に巻き込まれた米艦隊は駆逐艦数隻転覆に巡洋艦の艦首が切断、
空母は飛行甲板を潰され艦載機100機以上が転落、水浸しになった。

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