もう5時か、

【映画】ヴェネチアで日本勢が受賞しなかったわけ…第65回ヴェネチア国際映画祭・総評(85)

1 アザラシールφ ★ 2008/09/08(月) 23:59:47 ID:???0
今年のヴェネチア映画祭は、コンペティション部門に3本の日本映画が選ばれたことで大きな話題となったが、
それぞれが協賛団体の出す小さな賞(『アキレスと亀』がバストーネ・ビヤンコ賞、『崖の上のポニョ』がミンモ・ロテッラ賞、
『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』がフューチャー・フィルム・フェスティバル・デジタル・アワード)を受賞しただけで、
本賞の方に引っかかることはなかった。それは、新人を顕彰する役割に変わってきた
最近の映画祭の傾向と、審査員の顔ぶれを見れば、ある程度予測がついたことだった。

3作品はそれぞれ評価が高かった。特に『崖の上のポニョ』はヴェネチアの観客、ジャーナリストを満場一致で魅了したが、
名誉金獅子賞の受賞者である宮崎駿は最初から別格であって、他作品と賞を競わせる考えは審査員の頭になかったろう。

金獅子賞の“The Wrestler(レスラー)”は、コンペ部門の最後の作品として上映され、ミッキー・ロークの圧倒的な存在感で
観客をノックアウトし、その勢いのままゴールしてしまった。キャスリン・ビグローの『ハート・ロッカー(原題)』も
評価が高かったが、宮崎駿と同じ理由で、彼女も、そしてデミも賞の対象にはならなかった。

監督賞と撮影賞を受賞したアレクセイ・ゲルマンJr.の“Paper Soldier(ペーパー・ソルジャー)”は、
世界初の有人宇宙ロケットの打ち上げ現場を舞台に、飛行士の健康を管理する若きドクターの苦悩を描いたもの。
私は『惑星ソラリス』との類似が気になったが、父親(アレクセイ・ゲルマン)ゆずりのスケールの大きな画と
長回しでゆったりと移動する映像は、昨今のHD撮影による“私的”な画像にはない豊かさがあった。

審査員特別賞と脚本賞を受賞したハイレ・ゲリマの“Teza(テザ)”には、
ドイツ留学からエチオピアの故郷の村に帰った主人公が、軍事政権による迫害で疲弊した現実に直面する姿を描いたもの。
グラウベル・ローシャのような大地から溢れだすパワーと、エチオピアの自然に圧倒された。
(以下略・>>2を参照)

ソース:
http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000cd4u7.html
(画像)“Il Papa di Giovanna(ジョヴァンナの父)”
http://www.varietyjapan.com/news/movie/2k1u7d00000cd4u7-img/2k1u7d00000cd69x.jpg
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