もう8時か、

【漫画】広がる「ご当地マンガ」 東北は戦い、四国は郷土愛、中国地方は少女マンガの聖地…強まる地域色(50)

1 あやめφ ★ 2009/03/11(水) 13:15:58 ID:???
マンガの舞台は時にファンの“聖地”となる。それらはしばしば地方色豊かだ。特に近年、
作家の身の回りの出来事を描いた「エッセーマンガ」の人気で、ご当地色は強まっている。
「地方マンガ」「ご当地マンガ」は、その多様さによって、描かれた地域や時代をリアルに
映し出している。

■ゆるい日常がリアル

「らき☆すた」現象は一昨年、始まった。埼玉県出身の美水かがみさんが、女子高生の
ゆるい日常を描いた作品で、その舞台のモデルとなった、埼玉県鷲宮町の神社に多くの
ファンが訪れるようになった。

そんな現象をきっかけに、さいたま文学館が15日まで企画展「マンガ聖地巡礼inサイタマ☆」を
開いている。『エースをねらえ!』、『行け!稲中卓球部』、『おおきく振りかぶって』。
埼玉県が舞台やモデルになった人気マンガ17作品を集めた。

白井哲哉・主任学芸員の分析では、埼玉マンガは大きく分けて「スポーツの県南部」と
「ほのぼのギャグの県東部」。時間軸では70年代からの南部→90年代以降の東部の順で、
宅地開発の流れと並行するという。90年代に入ると『クレヨンしんちゃん』など作品が急増。
埼玉は「典型的な郊外の日常」として描かれる。

■方言ふんだん 個性的

地方マンガのムーブメントが、全国的に起きたのは70年代らしい。『土佐の一本釣り』や、
『博多っ子純情』などが現れ、方言をはじめ、個性豊かな地方色がふんだんに使われた。
さらに90年代以降に増えた身辺雑記風の「エッセーマンガ」では、いきおい地方色がにじみ出る。
例えば『とりぱん』は、庭に来る鳥たちを主役に、北国の暮らしを描いている。

それらの特徴について、京都国際マンガミュージアムの吉村和真・研究統括室長は
「自分に縁のない土地でも小旅行気分を味わえたり、『どこでもあてはまる日常』だったり。
地域を具体的に描く作品には、作者自身の愛着や発見が強く反映されており、物語の
リアリティーを高めている」と話す。

昨年出版された『このマンガがすごい! SIDE―B』の中で、筆者の一人、渡辺水央さんは
全国の「ご当地マンガ」を分析した。それによると――。

東北は「戦い」。霊能力者、剣道、演歌などモチーフは様々ながら、他者や自己と戦う
物語が多い。四国は「屈折も含め、郷土愛が濃い」。代表は『土佐の一本釣り』などの青柳裕介。
西原理恵子も高知弁の作品を描く。

「少女マンガの聖地」とされるのが、中国地方。全編山口弁でキラキラした恋と青春を描いた
『瞬きもせず』。映像化された『天然コケッコー』と『砂時計』は島根がモデルだ。

ご当地マンガの魅力を、渡辺さんは「行動範囲や人間関係に制約のある地方こそ濃厚な
ドラマが描ける。読者が『あるある』と思う普遍性が生まれやすい」とみている。

asahi.com
http://www.asahi.com/showbiz/manga/TKY200903100108.html
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