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【論説】今なぜ『三国志』が流行するのか…「国」を求め戦う英雄豪傑の「志」が、爛熟と崩壊におののく大衆の心の渇きを癒し、感動させる

1 :諸君、帰ってきたで?φ ★:2008/11/29(土) 14:13:39 ID:???
 『三国志フェア』とやらで、書店の棚は『三国志』の文庫本で賑わった。中心は吉川英治(講談社文庫)、北方謙三(ハルキ文庫)、
宮城谷昌光(文春文庫、刊行継続中)。吉川は懐かしい大衆文学調、北方はスピードと力感に溢れる文体、宮城谷は史料をこまやかに
分析する。持ち味の違いはあっても、三者とも、「国」のかたちを求めて戦う英雄豪傑の姿を描くことに変わりはない。

 後漢末期、腐敗しきった乱世を駆ける曹操、劉備、孫権らの活躍は、関羽、張飛、孔明、あるいは周瑜(しゅうゆ)らの豪遊、清爽
(せいそう)を伴って、読者を魅了して来た。だがそれにしても、映画「レッドクリフ」の上映を含め、今なぜ『三国志』なのだろう。

 『通俗三国志』(羅貫中[らかんちゅう]『三国志演義』の翻訳)が出版されたのは元禄時代だから、この物語は「乱世」のみに歓迎された
わけではない。むしろそれは、爛熟(らんじゅく)の底に忍び寄る崩壊の足音におののく、大衆の心をいやして来たのではなかろうか。

 目下話題の『蟹工船(かにこうせん)』に関する柄谷行人の発言を借りれば(『文学界』11月号)、三国志小説も同様に「政治的実践」
から遠い。しかしその虚構を貫く英雄の「志」が、現代の読者を感動させ、救いを感じさせることもまた事実なのである。

ソース(東京新聞 11/25 夕刊 7面 「大波小波」)

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取りに行ったけどなかった。次は一時間後に取りに行くです。

read.cgi ver 05.0.7.8 2008/11/13 アクチョン仮面 ★
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