
【物理】暗黒物質を検出する新装置、「シンチレーティング・ボロメーター」と呼ばれる検知器のプロトタイプを作成 スペイン(46)
- 1 おっおにぎりがほしいんだなφ ★ 2009/10/15(木) 17:43:10 ID:???
- 物理学者らによると、宇宙を構成しているもののうち現在検知されているものは、
全体の約5%にすぎないらしい。目に見えているよりはるかに多くの質量の存在によって
引力が生じている、とするよりほかに説明のつかない動きが、
はるか彼方の銀河系で観測されていることから、「暗黒物質(ダークマター)」の存在が
推測されている。
物理学界では、暗黒物質が宇宙に占める割合は約20%であり、残る75%は
「暗黒エネルギー(ダークエネルギー)」という、宇宙の膨張をますます加速させている
謎めいた力で構成されると試算されている。
スペインのサラゴサ大学の物理学者、Eduardo Abancens氏らのチームは、
「シンチレーティング・ボロメーター」と呼ばれる検知器のプロトタイプを作成し、
暗黒物質の検知を目指している。
[シンチレーション検出器は電離放射線を測定する測定器。荷電粒子がある種の結晶に
入射した際、閃光や蛍光を発する物質をシンチレーターと言い、この光を光電子増倍管で
何倍にも増幅して電気信号に変換する。ボロメーターは、放射エネルギーを
検出・測定するための非常に感度の良い温度測定器]
この検知器のプロトタイプは、映画『ライラの冒険 黄金の羅針盤』に小道具として
出てきそうな装置で、内部には非常に純度の高い結晶体が使われている。
この結晶体のどれか1つの原子の核に暗黒物質の粒子がぶつかるとエネルギーが発生し、
純度の高い結晶体はそのエネルギーを伝導できる。
宇宙線の干渉を防ぐため、検知器は鉛で覆われて、地下約800メートルの岩盤下に
埋められる。さらに、あらゆる動きが停止する絶対零度[摂氏マイナス273.15度]近くまで
冷やされる。暗黒物質の衝突で予想される温度変化は華氏1度の数百万分の1という
わずかなものだが、絶対零度に近い温度であれば、その変化を計測できる。
『Optical Materials』誌の8月号に掲載され、9月末にはオンラインでも公開された論文によると、
この検知器は現時点で、原子核の振動と電子の公転のそれぞれによって生じる
振動の違いを区別できる精度だという。
Abancens氏は、5年以内に稼働を開始できるだろうと語る。
>>2へつづく
ソース:wiredvision
http://wiredvision.jp/news/200910/2009101523.html
画像:青い光は写真を撮影したときのフラッシュの色
http://img1.wiredvision.jp/news/200910/2009101523-1.png
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